古代– category –
-
【書評】小野篁:知られざる魅力と歴史|平安時代の天才詩人の足跡
小野篁の概要と歴史的重要性 平安時代初期から前期にかけて活躍した小野篁(おののたかむら)は、延暦21年(802年)に生まれ、仁寿2年(852年)に51歳でその生涯を閉じた漢学者・詩人・官僚です。 彼は嵯峨天皇から仁明天皇、文徳天皇に至る六代の天皇に仕... -
書評:遠山美都男著『壬申の乱』|天武天皇の中央集権化と壬申の乱の歴史的意義
遠山美都男氏の『壬申の乱』は、古代日本最大の内乱とされる壬申の乱(672年)を、従来の通説に挑む形で再検討した意欲的な著作です。 本書は、単なる王位継承争いとして語られがちな壬申の乱を、日本律令国家形成への重要な契機として位置づけ、その歴史... -
河内春人著『倭の五王 王位継承と五世紀の東アジア』の概要と書評まとめ
倭の五王 河内春人著『倭の五王 王位継承と五世紀の東アジア』は、古代日本史を再構築する画期的な一冊です。 本書では、5世紀に中国南朝へ使節を派遣し、国際社会で活躍した「倭の五王」(讃・珍・済・興・武)の実像を、中国や朝鮮半島との外交関係を通...
1